空き家相談講座の開催報告
先日とある老人クラブにて「空き家相談講座」を開催しました。この講座は、空き家問題に対する理解を深め、参加者の皆様が自身の資産をどのように管理していくかを考えるきっかけとなることを目的としています。
1. オープニング
講座は、参加者の皆様に認知症予防体操を行っていただくことでスタートしました。体を動かすことでリフレッシュし、これからの講座に集中していただくための工夫です。体操の後には、自己紹介を行い、講座の目的を明確に伝えました。私自身の経験を交えながら、空き家相談員としての活動の重要性をお話ししました。
2. 空き家問題の背景とリスク
次に、空き家を放置するリスクについてクイズ形式で参加者に考えていただきました。老朽化や火災、近隣トラブルなど、具体的なリスクを挙げながら、実際の事例を交えてお話ししました。参加者の皆様からは共感の声が多く寄せられ、空き家問題の深刻さを実感していただけたようです。
また、認知症問題についても触れました。認知症が進行すると、資産管理が難しくなることを具体的な事例を交えて説明し、早めの対策の重要性を強調しました。
3. 補助金のご案内
空き家に関する補助金制度があることを紹介しました。空き家除却事業費補助金や地域貢献型空き家改修事業費補助金など、具体的な制度を知ることで、参加者の皆様が今後の選択肢を広げる手助けとなればと思います。
4. 配布物とアンケート
講座の途中で簡単なアンケートを記入していただき、空き家補助金に関する資料を配布しました。参加者の皆様からは、今後の参考にしたいとの声が多く寄せられました。
5. いつやるべきか
最後に、実践の第一歩として、免許返納を考えている方に手を挙げていただき、そのタイミングで行うべき4つの対策を提案しました。遺言書の記入や家族信託、任意後見人の選定、死後事務委任契約についてお話しし、参加者の皆様に具体的な行動を促しました。
結び
講座の終了後には、参加者の皆様と個別に相談を行う時間を設けました。多くの方が興味を持って質問をしてくださり、充実した時間を過ごすことができました。今後もこのような講座を通じて、空き家問題に対する理解を深め、皆様の大切な資産を守るお手伝いをしていきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!次回の講座でもお会いできることを楽しみにしています。