皆様こんにちは!

 

今回は一宮市でNPO法人をされている馬場秀樹さんにお話をお聞きしました。いろいろな活動をされており、その活動の一環として、木曽川をきれいに清掃する活動を行っています。海のない一宮市になぜ、浜辺が存在しているのか!?是非ご覧ください☆

 

 

ーなぜリバークリーンをするようになったのですか?

別のところに住んでいたんだけど、20年ぶりに一宮市の実家に帰って来たんです。そしたら、ユスリカという小さい虫が家の周りをよく飛んでいて、窓を開けるとユスリカが家に入ってくるため嫁さんによく注意されています。ユスリカを調べてみると、ハエの仲間で人を刺すことはいけれど適度に汚れているところを好み生息している。

しかし40年ほど前に稲沢市に馬飼大橋というダムが出来たせいで、川の流れが緩やかになり、泥が川の浅瀬や浜辺に蓄積するようになり海に流れなくなった。そうして月日がたち川岸が沼のような状態になり、流木が根を張り、木が生えてしまった。そのせいで、川の流れが悪くなりユスリカにとって格好の場所になっていました。だから何とか綺麗にしてユスリカが出ないようにしよと思ったのがきっかけです。

一宮市の海って??

ダムができる前、昭和30年ごろまでは白い砂浜があったという話をオッチャン達から聞きました。昔この辺は木曽川を利用して生活していた。特にアユが取れるので漁業組合があり、川砂や川の石を売っていたという。鯉がよく釣れ「鯉釣りヶ浜」とよばれ、野鯉釣り大会も行われていた。出稼ぎに来ていた女工さんや地元の若者舘の間で川で遊ぶレジャーが楽しまれ、若者が集まる華やかなビーチはいつしか、、、、

*+恋ヶ浜*と呼ばれるようになった。

       

 

その恋ケ浜を復活させたら?

当時、人でにぎわっていたように、一宮市の賑わうスポット・観光地にしたいと思っています!

 

リバークリーンと共に行っていることは?

丁度、国土交通省が推奨する「ミズベリングプロジェクト」として水辺空間の賑わい創出の取り組みを行っており、一宮と協力して河川の継続的利用取り組みを行うことができるようになりました。

しかし、「川にも入ったことがないのに、川の環境とか言えるのか」と言われてしまった。ちょうどタイミングよく知り合いにスタンドアップパドル(SUP)をやる人がいて、川をきれいにして、一緒にSUPが楽しめる環境つくりを始め、SUP協会を作りました。

※スタンドアップパドルとは、ウォーターマリンスポーツで、サーフボードのような板に立ちパドルで漕ぐスポーツです。海だけでなく川や湖でもできる最近世界中で人気のスポーツです。

一宮市、SUP協会の力を借り、ミズベリングの活動・一宮市恋ケ浜の周辺の清掃活動を行い

 

今リバークリーンで困難な事は?

最近は、雨が降り川が増水するたびに、ゴミが一緒に流れ、恋ケ浜のくぼみにたまってしまいます。自然現象なのか、ダムせいか分からないんだけど、そのたびに砂浜にたどり着いたゴミを取り、泥をよけるのが大変です。

雨の増水で、砂浜の部分もどんどん浸食されてるし。。。

また砂や土の上から草が生え、どんどん生いしげりその度に草刈りに追われます。しかし、機械を入れて草を刈るがゴミが落ちているとそれを機械が壊れてしまいます。なので事前にゴミを入念に広い草刈りを行います。

最近は、地元のおじいちゃんも手伝ってくれるようになりました。ただ、「竹藪を切っておいた」よと、切らなくていい所まできってしまったりもしますが笑  地域の方たちが手伝って頂けることがすごく大切だと思ってる。

増水後の恋ケ浜

 

これからやりたいこと?

恋ケ浜の上には、大きい駐車場とトイレ、更衣室があり、今後はシャワールームもできる予定です。ミズベリングのおかげで、こういった整備が進んでいます。整備が行われることで、SUPをやりやすくなり川辺の利用者も増えて着ています。

駐車場でも、ライブや花火鑑賞会もやっていて、お盆に行われる尾西の花火大会が、恋ケ浜近くの駐車場からよく見えるんだよ。裏からだけど人がいない絶景スポット!そこに人を集めて、今年も花火大会鑑賞やロックフェス、プロレスをする予定で、楽しいことをやって、リーバークリーンに参加して欲しい。

前回の様子

ミズベリング以外にも、サイクルカフェや移動式釜を使ったピザ、新一宮プロレス、スラックラインやロングスケートなどいろいろな事をしたい。その為に、ミズベリングの活動をこまめに行って、昔の恋ケ浜のような賑わう一宮市でも有名な観光地にしたい!

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馬場さんは、NPO法人バッボ・ナターレとして様々な活動をされておりミズベリング、新一宮プロレス、尾張一宮子ども食堂など様々な活動を精力的に行っています。今後も、それぞれの活動について取材する予定です!是非ご覧ください!