こんにちは!「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。

2021年も夏休みがやってきましたね!

遠くに行くのは難しいけれど、どこか、一宮市で遊びに行きたい

そんな夏休みに、おすすめのイベントがあります。

一宮市出身の洋画家・三岸節子の作品を展示する、一宮市三岸節子記念美術館

「Sketch」ブログでも2年半くらい前に訪れています。三岸節子の作品は心をゆさぶられるようなものばかりでした。

三岸節子記念美術館では、毎年夏休みの期間に「こどもミュージアム」を開催しています。

子どもたちも美術館や三岸節子作品に親しめるようなプログラムです。

美術館で出迎えるおばけたち。怖さのなかに、なんだかあいきょうがありませんか?

2021年は「せっちゃんのおばけツアーズ~Setsuko Meets the Ghost~」!

親子で楽しみたいイベントが盛りだくさんです。

本当はおばけが苦手ですが、私も子どもたちにまじって楽しんできましたよ!

まずは、クイズ&スタンプラリーに挑戦してみました。

おばけがこわい?せっちゃん

三岸節子記念美術館のキャラクター・せっちゃんと一緒に「美術館の七不思議」をときあかしていきます。館内には、出ると噂のおばけが…!?

全部のクイズに挑戦し、答えを集めてスタンプをゲットすると、かわいい記念品がもらえます(中学生以下)。

実はこの七不思議クイズ、実際に美術館で起こったことや三岸節子にまつわるエピソードなどをもとにしています。

学芸員の長岡さんにお聞きした裏話を、クイズのネタバレにならない程度に紹介します。

自動ドアが勝手に開く理由

美術館が開館した翌年に亡くなった三岸節子。

亡くなった翌年の命日に、美術館入口の自動ドアが誰もいないのに勝手にオープンするという出来事が。

1回だけでなく、同じようなことが繰り返し起こったそう。原因がわからず、まさに七不思議

節子の幽霊が遊びに来たのか、それとも自動ドアを勝手に開けようとしているおばけが、どこかにいるかも。

閉館後の美術館の防犯カメラに映りこんでいたのは…!?

あれはもしや…!?

防犯カメラになにかが映っている」と3夜連続でセキュリティ会社が美術館に駆け付けたことが。

すると、防犯カメラに映っていたのはこうもり!閉館後の美術館に、どこからともなく入ってきていたそうです。

おばけじゃないだけよかったけれど、びっくりしますね。こうもりさんも、いるかもしれませんよ。

土蔵で本を読むのは…

あそこにいるのは…!?

三岸節子の幼少期のエピソードをもとにしたクイズも。

実は美術館そのものが、節子本人の生家跡に築かれたもので、そこにあった土蔵を移築・改修したのが今の土蔵展示室です。

幼少期、節子はこの土蔵に閉じこもり、本を読みふけっていたというエピソードがあります。

土蔵展示室へ行ってみると、節子のように本を読むのが大好きなおばけがいる…かも?

七不思議なので、クイズはまだまだ続きます。親子でチャレンジしてほしい七不思議でした。

美術館をめぐりながら探すおばけたち。子どもたちが楽しんでいる様子を見守ります。

クイズを盛り上げていたおばけたちは、ライブパフォーマンス集団「GIANT STEPS」さんからお借りしたもの。

よく見ると、それぞれ発泡スチロールや廃材などでできています。

クイズ&スタンプラリー以外でも、おばけたちは美術館のロビーで人々を出迎えています。

ロビーにいるおばけたちは撮影自由。よーく、すみずみまで観察したくなります。

ほら、動き出した!(長岡さん実演)

動くとなかなかの迫力でしたよ。

2021年のこどもミュージアム開催中、「GIANT STEPS」さんによるライブパフォーマンスが随時開催予定。ロビーにいるおばけたちが、イキイキと動き回ります。

7月17日のオープニングパフォーマンス「おばけのぼんおどり」の様子。

パフォーマンス開催日は前日までにSNSで告知されるので、気になる方はフォロー必須です。

入口では、ペーパークラフトを組み立てて蔵をつくってみよう!と挑戦する子どもたち。

出来上がった蔵のなかを照らしてみると…!?

夏休み期間中、一宮市三岸節子記念美術館ではわくわくするような、夏休みにぴったりなイベントが目白押しです。

ペーパークラフトやパフォーマンス、「美術館の七不思議」は申込不要、参加無料。

(常設展示室内に高校生以上が入場する場合は観覧料が別途必要です)

夏休みの親子でのおでかけに。9月1日までの開催です。

夏休みの一宮市三岸節子記念美術館。

「こどもミュージアム」だけでなく、企画展「さっぽろからやってきた!【ぼく おばけのマール】絵本原画展」や三岸節子コレクション展も同時開催中です。

おばけのマール、という絵本。実はこのときまで知らなかったのですが、かわいくて食べちゃいたくなるくらい、好きになりました。むにむにしてあげたい。

そんな企画展やコレクション展を次回、たっぷりと紹介します。