こんにちは。「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。

Sketch編集長から「ディープで面白い」との口コミを聞き、萩原商店街の散策をすることになった私。下調べナシ、原動力の9割くらいは好奇心で。

名鉄一宮駅から、各駅停車の赤い電車で萩原駅へと向かいました。

商店街は、萩原駅のすぐそば。

散策を始める前に!

一宮といえば、喫茶店でモーニング食べなきゃはじまらない。

刷り込まれた謎のイメージにより、散策のまえにおそめのモーニングを楽しむことに。

商店街のアーケードすぐそば、線路と踏み切りを挟んだところにある喫茶店「珈琲屋 明楽時運 萩原店

モーニングの注文はゆったり12時まで。腰をしっかり据えて、じっくりコーヒーを味わうのにぴったりな雰囲気です。お店の奥に飾られた生け花が、インテリアのポイント。

オーナーの松岡さんや、ほかのスタッフさんとの会話に「萩原のおすすめ」をしっかりと聞き込みして。

珈琲屋 明楽時運 萩原店《前編「腰を据えて楽しむお得なモーニング」》

珈琲屋 明楽時運 萩原店《前編「腰を据えて楽しむお得なモーニング」》

珈琲屋 明楽時運 萩原店《後編「明るく楽しい時を運ぶお店」》

いよいよ、商店街のアーケードをくぐります。

はたして、どんな出会いがあるのでしょうか。

さっきモーニングを食べたばかりなのに、のれんの「みそかつ」に心惹かれ。

萩原名物 おみやげに最適」とあれば、素通りするわけにいかない。

帰りに買って帰ろうかな、そんな淡いわくわくを抱えながら、散策を続けます。

遠くからでも目についた「マルハチ洋品店」の看板。

カラフルなくまちゃんが描かれていたようだけど、ずいぶんと年月が経って、ほとんど表情がわからない。

肝心の「どんな衣類が売っているか」の部分はほとんど読めない。

たまたまなのか、ずっとなのか、この日は営業していなかった。

文字がかすれた今は、それがいい味を出しているなと思う。

今では見かけることが少なくなった、タバコ屋さんのカウンター。

ひらがなで「たばこ」の文字が、昔ながらの風情を感じさせる。でも、長らく扉は閉じられているよう。カウンターの向こうでは誰も店番していない。

たった数百メートルの道に、両脇に古い建物がずらりと並んでいました。新しい装いの建物はあまり見かけない。

道を照らす街灯はすべてデザインを統一し、そこにお店の小さな看板を下げていました。看板はどれも、古くてどこか哀愁ただようフォントで。

お店の雰囲気やジャンルは、たしかにディープで面白いかもしれない。

普段の私がぜったい行かないような感じ。

数百メートルの道に酒店は3軒くらいあるのに、カフェやレストランは見かけない。

地元の人の生活を支えるための商店街なはずなのに、食料品店は1軒だけ。ほかは、日用品店や和菓子屋、お団子・饅頭屋や衣料品店。

このアンバランスさも、私の日常では見かけることがない。

昭和時代にタイムスリップしたような気分、と言えばいいのだろうか。

だけど、大半がシャッターをおろしているか、扉を閉めているか。名前が書いてあっても、しばらく営業はしていないお店が多かったです。

ディープはディープで面白いんだけど、やっぱり活気は感じられないな…

今日の散策の収穫はコレか、と萩原駅方面へ引き返そうとしたら…

ぱっと目についた「家庭用品 後藤荒物店

目についたというよりも、「荒物店ってなんだ…?」という疑問のほうが大きいかもしれない。とりあえず、お店に入ってみました。

後編では、後藤荒物店での出会いをはじめ、商店街から萩原駅へ戻るまでに立ち寄った場所を紹介します。

萩原商店街 ホームページ

https://chindon.jimdo.com/%E8%90%A9%E5%8E%9F%E5%95%86%E5%BA%97%E8%A1%97%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%BA%97/

このページに、PDFの地図や名物「チンドン祭」について載っています。