こんにちは!「Sketch」ブログで一宮を盛り上げたい、ライターのカジヤマシオリです。

尾張一宮駅すぐそばの、ひつじのいるシェアスペース「ハウスカパイッカ(Hauska Paikka)」を訪れてみると…

なごやかな雰囲気のワークショップと、柵を隔てたところにひつじが2頭!

というインパクトの強い光景に出くわしました(笑)

めえめえ

やっぱりひつじさんの存在感は強いけれど、ここまで彼らが愛されているのは、ハウスカパイッカのめざす地域貢献が、だんだんと地域になじんでいってるのもあると思います。

最初はひつじを飼うことに対して、近所からお叱りの声もあったそうで…

地域の人が気軽に立ち寄れて、必要とされるものでなければ、ここまでめーちゃんとむーちゃんも受け入れられなかったかもしれません。

ひつじさんの様子を見ながら、地域貢献や地域の人との交流についても、話を聞いてみました。

お話を聞いた人(「ハウスカパイッカ」を運営している人)…

柴田さん:Webシステム開発会社「株式会社アントロワ」を経営。

矢崎さん:不動産投資家、ハウスカパイッカのオーナー、ひつじ大家。自身が所有するマンションの1階をハウスカパイッカに。

人と人、街とをつなぐ「シェアスペース」へ

ひつじさんが人と人をつないでる…?

そもそものハウスカパイッカのはじまりは、矢崎さんがホームページについて柴田さんに問い合わせたことから。

空き家のような遊休化した不動産を活用し、地域に必要とされるカタチで産業をつくっていく「現代版家守」の考え方(地域再生プロデューサーの清水義次氏が提唱)に感銘を受けた柴田さんと、不動産投資を続けていくうえで、自分にもできる地域貢献のカタチを考えていた矢崎さん。意気投合したふたりは、今ではハウスカパイッカを運営する中心メンバーです。

もともとは、ひとつの空間をシェアオフィス・作家のシェアアトリエ・イベントスペースに分けて運営を始めましたが…

今は、空間をかっちりと区切るのではなく、ひとつのシェアスペースに。

イベント案内のチラシもいっぱいあった

たしかに「黒歴史」と笑いながら矢崎さんが見せてくれた、当初の入居者募集チラシの内容は、シェアオフィスやアトリエとして利用する人向けでした。

しかし、常時利用する人が思うように集まらず「もっとライトな感じでやってみよう」とシェアスペース「ma chi no リビング」をメインとした運営に切り替えました。

ma chi no リビング」は利用者同士や街の人たちとをつなぐ空間。シェアオフィス、打ち合わせ、ワークショップ、イベント、個展などなど…使い方は本当に自由です。

結果的に複数のイベントをかけあわせることで、いろんな交流が生まれています。地域の人も使いやすいような雰囲気づくりができているな、と素直に感じました。

小檜山ひろみさんの作品。すきとおるようなみずみずしさを感じた

この日はプログラミング教室や藍染めワークショップと一緒に、個展が開かれていました。

壁には、イラストレーターの小檜山ひろみさんによる作品が。かわいいだけじゃなくて、みずみずしくて、色づかいも好きだなあ…

素敵な作品が織りなす空間に心がはずみました。

日常的に使ってくれる人が増えたら

幅広い使い方ができる、アットホームなシェアスペースのハウスカパイッカ。

今後の話になると、柴田さんは「もっと日常的に使ってくれる人が増えたらいいですね」と話していました。

たしかに日常的に使ってくれる人が増えれば、もっと活気のある場所になりそうです。

一宮駅から歩いて行けるし、Wi-Fiや広々としたテーブルも完備。シェアオフィスとして毎日使うのにも便利な環境なんですよね。

あと、構想段階ながら、一宮のほかの場所でもハウスカパイッカのような場所を作る話も進んでいるんだとか。

もう少し広い場所のほうが、めーちゃんとむーちゃんものびのびと過ごせるね、って。

ちなみに彼らは今後、一宮市内のイベントへの出張も始めることになっていて、すでにお呼びの声がかかっているそうです!Sketch広場に呼んでもにぎやかになりそうだなあ。

Sketch広場は、空き家を解体したその先の土地活用例ですが…

ハウスカパイッカは、空き家対策の例。空き家を活用し、地域の人が気軽に立ち寄れる空間です。形は違いますが、今後も活動が気になります!

ハウスカパイッカ(Hauska Paikka)

住所: 愛知県一宮市新生3丁目6-30 Hauska Talo SHINSEI 103

アクセス:尾張一宮駅から徒歩6分ほど

ホームページ: https://hauska-paikka.jp/

イベント情報・利用料金など詳細についてはホームページから。