こんにちは!「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。
8月も終わりに近づいてきたとある土曜日、尾張一宮駅の西口から6分くらい歩いて…
ひつじのいるシェアスペース「ハウスカパイッカ(Hauska Paikka)」にお邪魔しました。
ちょうど、藍染め教室のワークショップが行われている最中でした。なごやかな雰囲気に心がほくほくしていたら…
「めええええええ!」という大きな鳴き声にびっくり。なんと、柵の向こうにはもふもふなひつじさんが!
私は驚いたけど、参加者さんはニコニコ、笑い声が上がります。どうやら日常風景みたいです。
ひつじの鳴き声に導かれるようにして立ち寄ったハウスカパイッカは…
我らがSketch広場とは少し違うカタチで、空き家を有効活用して地域貢献を実現させようとしているとわかりました。
お話を聞いた人(「ハウスカパイッカ」を運営している人)…
柴田さん:Webシステム開発会社「株式会社アントロワ」を経営。
矢崎さん:不動産投資家、ハウスカパイッカのオーナー、ひつじ大家。自身が所有するマンションの1階をハウスカパイッカに。
今やハウスカパイッカのアイドル、めーちゃんとむーちゃん
やはり、まっさきに目に飛び込んできたのは2頭のひつじさん。
ハウスカパイッカのコンセプトは「尾州を楽しむ、尾州で楽しむ。」
尾州は繊維業がさかんなことから、ふわふわの羊毛をたくわえるひつじさん2頭を飼ってみることにしたものの…
矢崎さん「1歳半のひつじだと聞いて購入したら、実際は1歳半のひつじと、4歳くらいのひつじがやって来て…」
と苦笑い。2018年9月にお迎えし、ハウスカパイッカの本格運営がはじまる12月までは、矢崎さんの自宅で飼育されていました。
飼い始めると、近所の人からはお叱りの声も…中にはひつじさんにびっくりしてしまう人もいるかもしれませんね。でも
矢崎さん「今ではマンションに住んでいる人が『ひつじがいるから、引っ越してきてよかった』と言ってくれるようになりました。ほかにも、ひつじの顔を見るために遠回りしてお散歩している人もいるみたいですよ」
人懐っこいむーちゃんとめーちゃんの癒し効果は抜群です。「この地域に住んでよかった」と思わせてくれる存在なんだから、これも立派な地域貢献では!?
今じゃなくてはならない存在のひつじさん。柴田さんも矢崎さんも「結果的にひつじを飼い始めてよかった」と話していました。
ひつじをきっかけに人も集まるし、話題のきっかけにもなりますもんね。通りの向かい側には児童館もあることから、人懐こい2頭は子どもたちにも大人気です。
「私が近づいたら怒ったりしないかな…」
とおそるおそる柵のむこうに手を伸ばしてみると、すぐに2頭とも近づいてきました。かわいい!
エサを手のひらにのせてみると、我さきにと身を乗り出しアピール!すごくパワフルです。
もうエサがないとわかると、干し草を無心でほおばり始めたけど…(笑)
そんなところも動物らしくていい。ワークショップの参加者さんからも「癒されます」「最初は驚いたけど…いいですよね、なごみます」という声が聞こえました。
ひつじさんとしっかりたわむれたら…
まだお見せできてない「ハウスカパイッカ」について。後編ではじっくりとお届けします!