こんにちは。「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。
ディープな萩原商店街を散策する前、美味しいコーヒーと腹ごしらえに期待して立ち寄った「珈琲屋 明楽時運 萩原店」。
どっしりと落ち着いた空間で、コーヒーとお得なモーニングを楽しんでいたら…

カウンターのすぐそばに、生け花と和なインテリアを発見。素朴で、落ち着いた空間にもよく合っているような気がしました。
祖母がずっと生け花をやっている縁で、小学生のころ1年間だけ生け花教室に通っていた私。もう、気になって仕方がなくなりました。
すると、オーナーの松岡さんが生け花のお手入れをし始めました。もしかして、この人がお世話をしているのかな…
興味深々で話をきいてみたら、この生け花から「珈琲屋 明楽時運 萩原店」がお客さんにとってどんなお店なのか、わかったような気がしました。

話を聞いた人:
「珈琲屋 明楽時運 萩原店」オーナー
松岡 正剛さん
―実はコーヒーを飲みながら「あの生け花、素敵だなあ」と思っていました。凛とした雰囲気のお花が、お店のインテリアのアクセントになってるなと思って。どなたがやってるものなんですか?
松岡さん「ありがとうございます。実は、私が活けたものなんです」

―松岡さん自身の生け花なんですか?
松岡さん「ええ。私の妻がずっと生け花をやっていて。2~3年前から、教えてもらいながらお店に飾るようになりました」
―奥さんが生け花をやっていたんですね。もともと、松岡さんが趣味でやっていたわけではないんですか?
松岡さん「はい。お店のインテリアとしてないよりはあったほうがいいかな、というくらいの気持ちで始めてみました。そうしたら、1年くらい前から地元のお客さんがお花を持ってきてくれるようになったんです」
―このお花、地元のお客さんが持ってきてくれたものなんですか?
松岡さん「はい。お店を飾る生け花のために、とおうちから持ってきてくれる方が多いです。とてもありがたいですね」
そのようなエピソードを聞いていると、「珈琲屋 明楽時運 萩原店」が地元の人の憩いの場所になっているんだな、と思いました。なんだか心もあったかく、ほっこりとした気持ちに。
なんで「明楽時運」なの?

さて、次は入店前からずっと気になっていた「明楽時運」という名前について。
なんでこれで「あらじん」って読むんだろう?ずっと分からずモヤモヤしてましたが、帰る前に伝票を手に取ると、その疑問はすっかり解決。
「明るく楽しい
時を運ぶ
こんな店にしたいと
思い付けました
皆様の憩の一時
明楽時運で
ごゆっくり
おくつろぎ下さい」

憩いの場にぴったりの、落ち着いた雰囲気。
確かな技術と経験に裏付けされた、最高のブレンドコーヒー。
お得感があって美味しいモーニングセット。
これだけそろっていれば、明るく楽しい時は自然とやって来ます。
生け花に関しては、ほとんど地元のお客さんが持ってきたものを使っているというのも興味深かったです。
オーナーの松岡さんも、基本はカウンターの奥で「明るく楽しい時」を演出するためのコーヒーづくりに徹していますが、話してみるとやわらかい雰囲気の人でした。
ほかのスタッフさんからも、萩原駅周辺でやっているイベントのことや、萩原のいいところをたくさん教えてもらいました。

今度訪れるときは、どんな生け花が飾ってあるのかな?
美味しいコーヒーや種類豊富なモーニングといっしょに、また明るく楽しい時間を過ごしに来たいですね。
珈琲屋 明楽時運 萩原店
【住所】愛知県一宮市荻原町串作字流1106-1