こんにちは!「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです

一宮市の萩原町朝宮。二子駅から徒歩20分くらいのところに「Hauska Paikka ASAMIYA」(以下ASAMIYA)という素敵な場所がオープンしました。

物置同然だった築58年の古民家が、今ではゆったり、まったり過ごせる場所に。

すっかりお気に入りになったこの場所で、のんびりと羊の毛糸を紡ぐ体験に参加してみました。

前編では、「Hauska Paikka」にいるめーちゃんの毛の糸を紡ぐ様子をご覧いただきました…!なかなか不器用で。

毛刈りを終えためーちゃん

均等な太さに紡ぐのも、毛のカーディング(毛を専用のブラシでとかしてほぐし、紡げるような状態にまとめる)もなかなか大変で。

毛を洗うために1~2時間のつけおき洗いが必要なのもです。時間も手間もかけて。

お菓子でひといきついたら、羊の毛をすすいで脱水です!

つけおきし終わった毛を水の中で軽くおすと、茶色い汚れがじわ~っと浮かび上がってくるのがわかります。めーちゃんは毛だけでなく、汚れもたくわえているのね…

今度はお風呂につかるくらいの温度にし、2~3回洗います。

ぎゅって毛をぞうきん絞りしたくなるところですが、軽く押して汚れを浮かせるくらいでOK。羊の毛は高温には強いのですが、摩擦には強くありません。ちゃんと性質を理解しながらやってみます。

すすぎ洗いができたら、ネットから取り出して手動脱水機にイン。ハンドルを回して一気に脱水!

脱水できたら天日干しに。

また後日ASAMIYAに来たときに引き取ることにしました。

尾西はせんいの街だから…

飯田さんや八木さんの子どもたちによるレクチャー!なごむ風景

以前、Hauska Paikka SHINSEIやめーちゃんの毛刈りイベントを取材したときにも紹介しましたが…

めーちゃんがたくわえているもふもふの毛は、繊維のもとになります。いわゆるウール。

なんだかせんいの街・一宮を象徴するような光景ですね。

Hauska Paikkaには八木さんや飯田さんのように、羊毛や染色などせんいにまつわるアーティストさんが参加しています。

ASAMIYAでも今後、定期的に羊毛を使ったワークショップを開催していく予定だそう。一宮にちなんだ活動の拠点にもなるなんて、わくわくしますね。

羊の毛を紡いでみて…

手作業だと大量の毛を一気に、は難しい

最初のつけおき洗いから、きれいになった羊の毛糸を紡ぐところまで体験してみて…

不器用なのもあってかとっても大変でした。すいすいと紡げている参加者さんもいらっしゃって、感心しきりでした…

つけおきして、かわかして、カーディングして…って工程をたくさん踏みましたが…

コツをつかむのがとにかく難しくて。工程がたくさんなぶん時間がかかるし、大変です。

それでも、羊の毛を洗うところから紡ぐところまでやるのは「めーちゃんの毛だから…」というのもあるかもしれないね、と講師の八木さんも飯田さんも笑って話していました。

愛着というか、どんな羊さんなのかよく分かっているからこそ。私も大好きなめーちゃんの毛だから、と楽しく体験しました。