こんにちは!「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。
5月、一宮で開催された「杜の宮市」を取材したご縁で、
6月8日にfullリ・オープンを迎えた「com-cafe三八屋」「一宮ブルワリー」へ行ってきました!
取材だってことを忘れそうなくらい楽しい空間と、美味しいビールを堪能。
そのイベントの様子と、こだわりやロマンがつまったビールを紹介します!!
一宮ブルワリーって?
一宮・本町商店街のすぐそばに醸造施設をかまえる「一宮ブルワリー」。私は、一宮にビールを醸造する場所があるなんて、今まで知りませんでした。
「一宮ブルワリー」が今回のリ・オープンを迎えるまでの軌跡は、並大抵のものじゃなく。
一宮ブルワリーの前身は、1997年から2006年に活動していた「尾張ブルワリー」。その醸造責任者だった山田さんと、ともにまちづくり活動をしてきたNPO法人志民連いちのみやの星野さんが、一宮でビール製造を!とアツい想いを胸に始めたのが「一宮ブルワリー」です。
工房はたった4坪の広さ。日本最小規模。その工房でビール醸造が始まったのは2011年から。
寸銅鍋でビール液を煮て、小型のミルで麦芽を挽いて…と限られた設備で醸造をしていました。富山や長野の地ビール生産地に何度も足を運んで、ビールの味を追求していきました。
2018年10月、いちど「com-cafe三八屋」とともに工房を閉鎖。中国から醸造タンクを輸入したり、温度管理装置を取り付けたりして、設備を充実させて今回のリ・オープンにこぎつけました。
午後6時前。
新しくなった醸造施設で作ったビールの味を、みんな今か今かと待ちわびる。
テーブル席はもちろん、カウンターも人でいっぱい。外にもたくさんの人が。
この日は特別に、2000円(おつまみ付き、うち500円は任意の寄付)でいちのみやブルワリー+他地域の美味しいクラフトビール8種類(それぞれ110mlずつ)を試飲できるチケットを販売。
(一宮にかけて)138枚限定のこのチケット、イベント中に100枚近くが売れました。
(今も同じ値段で販売中ですが、おつまみはつきません。タイミングによっては売り切れの可能性もありますのでご了承ください)
壁に取り付けた8つのタップを引けば、自分の手でビールを注ぐ、ちょっぴりプレミアムな体験。
失敗すると泡だらけになっちゃったけど(笑)それすらも楽しかったです。
みんなチケットとミニグラスを手に、タップの前に列をつくっていました。
1杯目のビールを手にしたところで、醸造責任者の山田さんが、リ・オープンへの思いを語る様子。
ふだんあまり話さないという山田さん、この日はとてもイキイキとしていました…!自分たちが丹精込めて醸造したビールに対する誇りや苦労話。鍋でビール液を煮て、小型のミルで麦芽を挽いてたこと、何度聞いても「おおぅ…」となります。
聞いていて、ますます飲むのが楽しみになってきました!
自慢のビールがみんなの手に渡ったところで
さあ(/・ω・)/乾杯!!
私がこの日の1杯目に選んだのは「いちのみやブルワリー ゴールデンエール」
色合いは本当にゴールデン。これぞビール!と素朴な苦みに酔いしれます。
新しい設備で作ったビールのお披露目、という一宮ブルワリーの記念すべき瞬間に出会えた喜びをかみしめました。
乾杯のあとは、工房の見学ツアーに参加しました。ちいさな工房のなかに、300リットルのタンクが4つすじづめ状態。Sketch広場よりも狭いです…
パーティーの前にタンクに仕込んだばかりのビール。このあとどんな過程を経てあの味になるのか、山田さんが説明してくれました。
豪華なラインナップのクラフトビールに舌鼓をうち続け、一宮を愛する人とたくさんお話して…
リ・オープンを迎えた一宮ブルワリーでの夜、まだまだ続きます!