こんにちは。「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。

Sketch編集長に「ディープで面白いですよ」とおすすめされ、わくわくしながら散策した萩原商店街。

たしかにディープなのはわかるけど、道を通るのは車ばかりだし、シャッター降りてるお店が多いし…

今回は少し様子を見るだけにしておこう、と萩原駅へ向かって歩こうとしたら。

「家庭用品 後藤荒物店」

あらものてん…?

金物や酒は聞いたことあるけど、荒物は聞いたことがない。

ネットで意味を調べてもいいけど、自分でその答えを探るのもまた一興。

特に「ディープで面白い」という情報だけが頼りの、あてもない散策ではね。

ということで、そろりそろりと「後藤荒物店」へ入ってみました。

まず目についたのが、壁づたいにずらりと陳列されたカゴやほうき。野菜や木の実を選別するときに使いそうな、プラスチックのカゴ。

白菜がまるっといくつも入りそうなくらい、おっきな漬物バケツ。

ギリギリ、私のひいおばあちゃんの家(農家)で見かけたことがあるような道具たちです。となると、ここは農機具屋さん?

反対側を見てみると、今度は日用品が並んでいます。とはいえ、台所周りのものや掃除に便利なものなど、ジャンルはばらばらです。

その一角を占めるのが「なんでも、みーんな100円」のコーナー。ここは、ちょっとしたキッチングッズが多かったです。

ってことは、ここは100円均一ショップ?

100円均一みたいなコーナーの隣には

「昭和時代のレトロな商品あります」と貼り紙が。

カップ、おはしセット、手鏡、メッセージカード…

どれも新品だけど、今は見かけないようなデザインばかりです。

キティちゃんやマイメロディなど、今も人気のキャラクターも、なんだか顔つきが違うような…?

今まで見たコーナーとは、明らかに雰囲気が異なる商品たち。

うーん、とっても個性的です。

もしかして、マニア垂涎のコレクターショップかな?

100円均一みたいなコーナーに、あらゆる日用品に、私のひいおばあちゃんの家で見かけたことがある道具に、「昭和時代のレトロな商品あります」の貼り紙に…

自分で確かめようとしたら、ますます混乱してしまいました。

でも「ディープで面白い」という商店街の雰囲気そのまま。

いったいここは何屋さんなんだ?荒物店、ってどういう意味なんだろう?

自分では導きだせなかった答え、お店の奥にいた女性に聞いてみました。

―あのぅ…「荒物店」ってなんですか?

女性「たしかに、今どきの子は知らないだろうねぇ…わかりやすく言えば『なんでも屋』とか『よろず屋』かな」

なるほど、とすぐに合点がいきました。

確かに、その説明がいちばんしっくりときます。

ひとつのものを専門的に売るんじゃなくて、なんでも売ってるお店です。

私が声をかけた女性は、いつもこの商品たちを見守る後藤さん。

後藤さんは「この子たち、はやくお嫁に行ってほしい(売れてほしい)んだけどねえ」と笑いながら話していました。

豊富なバリエーションの商品の中でも、私がとくに気になったのは、昭和レトロな商品たち。なんでも売ってるとはいえ、まさか昭和レトロな商品が置いてあるなんて想像できなかったからです。

昭和レトロな商品は、どれも想像の斜め上をいく!?

次回は、私が気になった昭和レトロな商品たちと、実際に購入したものを詳しくレポートします!

後藤荒物店

【住所】 愛知県一宮市萩原町萩原70

【電話番号】 0586-68-0651

【営業時間】だいたい9:00~18:00

【定休日】火曜日

※お店に行きたいときは、あらかじめ電話で連絡しておくと確実です。