こんにちは。「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。
ディープで面白い萩原商店街で、なんでも屋・よろず屋の「後藤荒物店」を見つけた私。
ほんとうにあらゆるものを取り扱っていましたが、ひときわ目立っていた「昭和レトロな商品」に注目。
レトロかわいい商品から、パッと見て何に使うのかわからない商品まで…
実際に買ったものも含め、紹介します!
まずは、後藤さんが手に持って、説明してくれたこのカバン。
いや、カバンでいいんだろうか?
後藤さん「これは、真ん中を自転車の荷台にかぶせて使うの。そうすると、両側にかばんがきて。荷物かごがなくても、これ一つでらくにお買い物に行けるでしょう?」
後藤さん「持ち歩きたいときは、こうやってまとまるし。ちゃんとマチもあります」
なるほど、そういう使い方をするのか。いま使ってもかわいいデザインです。
後藤さん「こういう、昔の日用品も『古いデザインだけど、味があっていい』って人気なんですよ」
洗濯物入れに、手袋。ちょっとノスタルジーな雰囲気が漂うデザインです。「ショーワの手袋」って商品名もなんだかツボ。
これらの昭和レトロな商品…
どれも、私のお財布にやさしい価格で販売しています。ほんとうに昭和レトロなものが好きな人にとっては、すごくうれしいこと。
でも、お店に立ち続ける後藤さん自身は、昭和レトロな雑貨の人気は予測できなかったんだとか。
後藤さん「嫁いできたころは、昭和のものが後になって売れるとは思ってなかったですよ。昭和レトロな雑貨が好きな人がネットを見て来てくれることも多くて。遠いところから来てくれる人もいるしね」
店頭に並ぶ昭和レトロな商品たちは、平成生まれの私には知らないものばかり…!
後日、後藤荒物店で見た商品について母親(世代ド真ん中)に話すと「あ、それわかる!」「昔の洗濯機は屋外にあったから、砂ぼこりがつかないようにカバーをかけてたのよね」と懐かしんでいるようでした。
古いものばかりでも、見たことのない私にとっては逆に新鮮!
もちろん、乙女心をどこかくすぐるようなものもあるわけで。
厳選して、1970年代に販売された雑貨を、ふたつだけお嫁に迎えることに。
「Love is…」シリーズのカップ
ぱきっとしたピンクの色と、ころんとしたまあるいフォルムに惹かれて購入したのがコチラ。
「Love is…」シリーズは、1970年代に人気だった雑貨です。
アメリカのとある少女が、思いを寄せるイタリアの少年に3年間ラブレターを送り続け、見事ふたりは結ばれたというエピソードがもとになっています。
シリーズ名の由来は、ラブレターの書き始めが「Love is…」だったから。エピソードにもきゅんときました。
仕事中、あったかいドリンクを入れて一息つくときのおともになりました。
しっかりしていて使いやすく、実用性も高いのがお気に入りポイント。
かなり古い雑貨なのに、箱・説明書つきで未使用。とってもきれいな状態で売ってもらいました。
「スモールピープル」のバースデーカード
つづいては、サンリオのキャラクター「スモールピープル」のバースデーカードです。
スモールピープルとは、ちっちゃな仲良し5人組のキャラクター。このカードには、キュートな女の子が描かれています。
「あなたって 魅力があって 気がきいていて いつも笑顔を忘れない いうことなしの すてきな人!!」ってメッセージにも惹かれました。とてもべた褒め、私じゃこのメッセージを思いつかないです(笑)
後藤荒物店での昭和レトロな雑貨たちとの出会いは、ほんとうに偶然。
まさか、萩原商店街をふらっと散策していて、かわいい昭和レトロな雑貨に出会えるとは思いませんでした。バースデーカードもカップも、お気に入りです。
お店に立つ後藤さんと、雑貨をひとつずつ手に取りながら、まるでご近所さんのようにフランクに会話をしていると。
こうやって昭和レトロな雑貨を販売するようになるまでのことや、昔の萩原商店街の様子がわかってきました。
次回は、後藤さんに聞いてみたことをしっかりレポートします。
後藤荒物店
【住所】 愛知県一宮市萩原町萩原70
【電話番号】 0586-68-0651
【営業時間】だいたい9:00~18:00
【定休日】火曜日
※お店に行きたいときは、あらかじめ電話で連絡しておくと確実です。