神主さんは神様を本当に信じているか……?!
―真清田神社の良いと思うところは
僕真清田神社しか知らないので他と比べようがないのですが、やっぱり一宮市で真清田神社の存在感というのは非常に大きな点だと思います。
愛知県では2番目に大社という事で、みんなが現場を知っているじゃないですか。【真清田神社】と言えば「あああそこね」と誰もが自分の職場を知っている。しかも約千年前からあって、それが今に続いてそこからお給料を頂いていることは不思議な感じがします。
―神主さんしかできない事はなんですか
きっかけがないとなかなかできない職場です。ただ、やっぱり僕らは圧倒的な少数派のですので職場です。その少数派が誇りです。マイノリティーのありがたみもありますし、他の人が体験できないことができたりします。後は簡単に本殿の中には入れませんよね。
―ズバリ!神様は信じていらっしゃるのですか?
神様はやっぱり、物体の神ではなくて、人々の心の中にご先祖様の心根や今生きている人たち、これから生まれてくる人を感じるんですよ。神社に対する気持ちはご先祖様から我々子孫が気持ちは一つなのかなと思います。そうでなければ、1000年以上もここに神社はないです。そうやって心を繋いできたんだと私ま思います。歴史の中に身を置いている自分がそこにいて喜んだり、悲しんだりしています。あがいてもがいてという事もあるでしょう。とりあえず、経済的に自立して親元を離れて知らぬ土地で生かされていることはありがたいことだと思いますね。神社のおかげ、皆さんのおかげで生かされているというのはありがたいことだと思いますね。
―でも….やっぱり嫌な事とかも・・・?
ありますあります。嫌なことたくさんあります。
気持ちが通じない人や気持ちが分かち合えない人もいます。しかし人間同士ですから、そういう人たちとも一緒にやっていかなければならないです。
背負っている歴史も違いますし、人それぞれいろいろ個性や能力の違いもあるしね。
やっぱり歴史の中に身を置いていることの喜びや充実感、責任の重みそういうのを感じます。生き様とか生きるすべとかの一つの道しるべになってみんなの気持ちが集結していって生きているのかなと思います。
―お休みの日は何されているのですか
書道で字の練習をしたりしています。御朱印や、祝詞とか、看板とか、祈願者の名前を書くことが仕事ですので商売道具を練習しています。後は清流マラソンとかです。
―神社に来る方に伝えたいことは
毎日毎日違う人がここにきていろんな思いをもって神社にきます。
色んな思いがあって、神社での思い出、お宮参り写真など真清田神社で写真を撮ったていう思い出に残ることが嬉しいです。だから特に若い世代の人に一つでもいい思い出を提供できればいいなと思っています。
―塚越さんにとって真清田神社とは
職場です。( ・`ω・´)キリッ
所詮ビジネスですから、宗教ビジネスとして割り切っています。
生活の糧でしょうね。ボランティア・レクリエーションでやっているわけではないですから。
神社界は息が長いので65歳で定年で一般職よりは長いんです。それをやめた後もいろいろアルバイト的なお祭り手伝ったりします。
ありがとうございました!!!
真清田神社の神主さんとても優しかったです。私が一番驚いたのは、神主さんがスーツを着るという事です!出勤はスーツ、部署があって、デスクワークも行うなんて普通のサラリーマンみたいで少し拍子抜けでした笑
神社の神主ってもっと敷居が高くて近寄りがたいイメージでしたが、優しく、神社だけでなく一宮市や神社に関わる全ての人々を大切にしていると感じました。一宮市に根付いた神社で仕事をしているからこそ、郷土愛や人の温かみが分かるんですね。真清田神社で温かみを感じて見てください!