こんにちは!「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。

これまで、一宮でがんばる人々を紹介してきた「Sketch」ブログ。

今回は、「台湾製の工作機械を販売する」会社さんにインタビューしました。

(いままで紹介したことないような会社さんで非常にどきどき)

株式会社エムワイテックさん。

おもに町の金属加工屋さんやメーカーへ向け、金属加工に使う工作部品や機械を販売する会社です。

本社は江南市ですが、2021年9月に一宮支店が誕生!

今後、一宮で工作機械を導入したい企業のニーズにも応えてくれそうです。

工作機械についてはわからないことばかりですが、ぜひ応援したい!

ということで、エムワイテックで営業を担当する田中利尚さんに、お話を聞いてみました。

エムワイテックは○○な会社だ!

ねじ立てや穴あけ作業を効率よく行う、ラジアルポール盤

一言でいうと「ニッチ」な会社ですね。おもに、金属をバリバリと削ったり、穴をあけたりするための機械を販売する会社です。なぜニッチなのかというと、取り扱うのは台湾製の工作機械がメインだから。安価な中国製やブランド力の高いヨーロッパ製がメインの会社は多いですが、台湾製を専門とする会社は少ないんですよ!もしかしたら、台湾は小さな地域なので、大手が販売するのには物足りないのかも。

―台湾製専門ってめずらしいんですね。でも、なんで台湾なんでしょうか。

台湾製専門商社は日本でも数社しかないと思います。台湾には昔から、日本のものづくり精神が宿っています。日本に比べて製造諸経費が安価なため、ローコストな工作機械を提供できるのです。

―そういった魅力が台湾製にはあるんですね。

あと、日本ではコストに見合わないからか生産を終了したような機械も、台湾ではまだ新品で作っていることがあります。日本では中古でしか買えなくても、台湾製なら新品で精度がよいものが買えるかもしれませんよ。

エムワイテックで取り扱うのはこんな工作機械

マシニングセンター

工作機械の種類は多岐にわたります。たとえば、マシニングセンターと呼ばれる工作機械。金属に穴をあけたり側面を形状加工したりして、自動で工具を交換できるものです。

ーほかにはどんな工作機械がありますか?

次は、旋盤と呼ばれる機械。加工するもの自体を回転させ、円筒状に削りだします。かつらむきみたいな感じですかね。ほかにも取り扱っていますが、そういった工作機械を生産ではなく、販売しています。

―ほほう…工作機械って奥が深い。エムワイテックさんは、工作機械の生産ではなく販売をしている会社なんですね。

エムワイテックのこれまで

台湾の工場での写真。工作機械が並ぶ

創業は約15年前。現社長が日本の大手工作機械メーカー様で勤務していた頃、中華圏の営業担当でした。そのなかで台湾企業との交流を深め、独立することになりました。

ー15年前の創業なんですね。田中さんが携わりはじめたのはいつ頃ですか?

私が入社したのは3年前。私自身もともと国内営業が得意だったので、入社後は台湾から日本への輸入が強化されました。それまでは別の会社で営業をしていたのですが、機械への知識はなかったため、台湾のメーカーに頻繁に足をび勉強を重ねました。国民性なのか、台湾の工場はフルオープン。どこでも見せてくれます。

―工作機械の営業への挑戦。想像できない大変さだったと思いますが、やはり現地で見て学ぶのがよかったんですね。

中国語で迅速に対応!アフターサポートも安心

こちらも台湾の工場のようす。

―では、エムワイテックの強みだと思うポイントはありますか?

やはり社員全員が、中国語対応できること。ほかの会社を通さず、台湾現地のメーカーとじかにやりとりできます。そのぶんコストをかけず、フットワークの軽い迅速な対応が可能です。あと、日本国内に工作機械のアフターサポート可能な協力会社を持つこと。これも迅速な対応につながっています。台湾からの輸入がメインの会社だからこその強みではないでしょうか。

ー中国語での迅速な対応は心強いですね!

【ニュース】一宮支店誕生!

エムワイテックさんの最近のニュースを聞くと、9月に一宮支店が誕生したとのこと!
一宮での事業展開も楽しみなところです。でも、なぜ一宮支店のスタートに踏み切ったのか?

今後の展開も含め、後編で紹介します!