こんにちは!「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。
今日は、一宮を拠点に活動する団体を紹介します!
「一宮マザーズアンサンブル」は、一宮市を拠点に活動する吹奏楽団です。
約30名のメンバーで、おもに保育園・幼稚園・障害者施設などで演奏会を開いています。
子どもが親しみやすい曲を中心に、身体全体で楽しめるような工夫をしながら演奏するのが特徴です。
とある日の、練習風景を見学させていただきました。
「子ども連れでの練習参加」、気になる雰囲気は…

場所は、一宮市の木曽川体育館。1階の会議室内で練習中とのことで、その扉を開けてみると。
まず私の目に飛び込んできたのは…

自由に走り回ったり、遊んだりしている子どもたちの姿!
この日は、産まれて数か月~3歳くらいの子どもが6人ほど来ていました。
一宮マザーズアンサンブルのメンバーは、子育て中のママさんがほとんどです。子どもを連れて練習に参加できる環境がおおきな特徴のひとつ。
練習中は、ボランティアで子どもを見ていてくれる人もいます。子育て真っ最中でも、大好きな音楽をあきらめなくてよい環境です。
練習中に子どもが走り回ったり、騒いだりしているのはわりと普通。
途中で子どもがぐずったら、抱っこしたまま演奏しているメンバーもいました。ほかのメンバーが一緒になってお世話をすることもあり、全員で子どもを見守っている雰囲気です。
子どもも、もはや一緒に練習に参加しているようなものだなあと思いました。なごやか~

演奏にあわせて、おもちゃのトランペットや太鼓で遊びだす子どもたちも!
3歳の男の子を連れて参加しているメンバーは「日曜は、学校が休みの小学生や幼稚園児もたくさん来ます。そこで子ども同士が友達になることもあるし。ここでの時間も、子どもにとっては教育のようなものかもしれません」と言っていました。
もちろん、高校や大学進学で子育てがひと段落ついてからも、練習に参加しつづける人が多いそう。20代~50代のママさんが参加しており、年齢層も幅広い。

子どもがいっぱいいてなごやかな雰囲気ですが、練習は本格的で真剣そのものです。
演奏がひと段落ついたあと、「ここがよかった」「演奏が弱い」など指揮者からしっかりフィードバックがありました。
練習の合間に、パートごとに教えあったり音を確認する光景も印象的です。童謡やアニメの主題歌など、耳なじみのある曲がほとんどですが、演奏はとても聞きごたえがありました。
ここまで、一宮マザーズアンサンブルさんの練習風景を紹介しました。
子どもの笑顔に癒されつつも、ついつい取材を忘れて演奏に聞き入ってしまいました。
このときは演奏だけでしたが、本番ではプロジェクターで映像を流したり、ペープサートで歌のストーリーを再現したりするそう。

もっと聞いていたいな、とわくわくしながら演奏を楽しんでいましたが…
一宮マザーズアンサンブルは、2019年で活動をやめることになったそうです。
「子育てしながら参加できて、こんなに楽しくてわくわくする演奏を届けてくれるのに、どうしてやめちゃうの?」
この日初めて一宮マザーズアンサンブルさんの演奏を聞いたけど、私は素直にそう感じました。
2019年で活動をやめることを含め、一宮マザーズアンサンブルについて気になったことを、副団長の中島(ナカシマ)さんに伺ってみました。
一宮マザーズアンサンブル 演奏会情報
一宮マザーズアンサンブル ファイナルコンサート
~13年間の感謝の気持ちを音楽にのせて~
日程 2019年6月23日(日)
時間 開場 13:00 開演 13:30
場所 一宮市尾西市民会館
料金 入場無料
プログラム
♪ダンスメドレー
(ダンシングヒーロー、USA、YMCA)
♪ジャパニーズグラフィティーⅣ(加山雄三特集)
♪エルクンバンチェロ
♪式典終曲(矢代秋雄作曲) など
♭指揮者体験もあります