こんにちは。「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。

一宮市萩原町の萩原商店街が一段とにぎわう、一大イベント「全国選抜チンドン祭り

チンドン屋についてもう一度説明すると―

派手な衣装で太鼓や鐘、楽器を演奏しながら、その地域にあるお店や商品を宣伝して練り歩く広告業のこと。

今年、2019年の5月に開催された第53回には、私も取材で訪れました。

(それまで私は、チンドン屋がりっぱな広告業だということすら知らなかった)

カラフルでにぎやかなチンドン屋さんに、私も心を躍らせました。

その際、運営の実行委員会の方から

「10月にも『素人チンドン祭り』がございます。ぜひこちらもよろしくお願いいたします」と素人チンドン祭りのことを教えてもらいました。

プロのチンドン屋さんが集まった選抜チンドン祭りとは異なり、全国から素人のチンドン愛好家の方々が集結し、萩原商店街を盛り上げるイベントです。

アツいパフォーマンス、もちろん「Sketch」ブログで紹介しないわけにはいかない!

と10月20日、名鉄萩原駅に降り立ちました。


萩原駅にも「素人チンドン祭り」の看板

てくてく歩いて、萩原商店街へと向かいます!

もちろん、商店街はお祭りモード。

家族連れも一眼レフカメラを手にした大人も、たくさんの人で賑わっていました。

平均年齢75歳!最高齢は80歳!蒲郡から参加の「東くるわチンドン

チンドン祭りのメイン、「チンドンコンクール」の行われる中央会場も、パフォーマンスを心待ちにする人々でいっぱいでした。パフォーマンスが始まると、会場もあたたかい拍手と歓声につつまれます。

今回のコンクールには、日本全国から素人のチンドン屋さんが10グループ参加しています。

学生だけで構成された大学の研究会・サークルや、地元・愛知県のグループも!年齢も性別も問わず、個性的なグループが集まりました。

素人とはいうものの、工夫を凝らしたパフォーマンスで楽しませてくれました。やっぱり、チンドン屋さんを見ると幸せになれそうというか(そんな言い伝えはないけど)、幸せをもらえると言った方が近いのかな。ふだんチンドン屋さんを見る機会がないから、なおさら。

文豪を主人公に、兵庫の美味しいお酒で筆がすすむ様子をアピールする「神大モダンドンチキ『チーム月(ムーン)』

チンドン屋は広告業だから、宣伝するスポンサーの存在は欠かせません

単に楽しくパフォーマンスするだけでなく、スポンサーのお店や団体をお客さんに覚えてもらえるような宣伝もばっちりでした。

各参加グループのスポンサーについているのは、もちろん萩原町または一宮市でなじみのあるお店・企業・団体です。普段よく耳にしたり、見かけたりすることが多いスポンサーばかりだから、ますます親しみがわきました。

地元・萩原町から参加「はぎわらチンドン隊」

しかしながら、この日は快晴、とっても暑かった…!

秋晴れというヤツでしょうか、雨が降るよりはマシですね。

チンドンコンクール参加グループのみなさま、暑いなかアツいパフォーマンスをありがとうございました!

12:00前にいったんコンクールは終了。15:40からの授賞式まで、もちろん私はぼーっと過ごしていたわけではありません(笑)

「後藤荒物店」そばのステージには人だかりができていた

授賞式までもあちこちでパフォーマンスが行われています。そのパフォーマンスを楽しんだあとは、商店街を離れて名鉄妙興寺駅そばの一宮市博物館まで、萩原町ゆかりの詩人・佐藤一英についての展示を見に行ってました。

博物館で過ごした時間のことは(機会があれば)別の記事で触れるとして、

チンドンコンクール以外の素人チンドン祭りのことや、気になる授賞式のことは、後編でお届けします!