こんにちは!「Sketch」ブログ担当のライター、カジヤマシオリです。
6月、一宮の尾西市民会館(一宮市東五城大平裏)で行われた、マザーズアンサンブル(現:ファミリーアンサンブル)さんのファイナルコンサート。心がほっとするような、いいコンサートだったな。
朝のリハーサルを取材した後、本番まで時間があったので、近くを歩いてみることにしました。
尾西市民会館の駐車場の前、交通量は多いけど片側1車線の道路を南へとひたすら歩いていきます。まっすぐ歩いていけば、いずれは木曽川へたどり着くと分かっていたから。
今まで「Sketch」ブログの取材でお世話になった場所も、知らなかった場所も訪れることができました。
つかの間ですが、どうぞお付き合いください。
尾西市民会館の前にある通りは、歩道はありますが人がひとり通れるくらいの幅で、柵がない…交通量が多いこともあって、ちょっと不安でした。車に接触しないよう、街歩きも気を付けないとですね。
「尾張中島」の交差点を過ぎ、10分ほど歩くと右手側に、三岸節子記念美術館の屋根が見えてきました。
かつて、このエリアはせんい工場がたくさんありました。
そのことから、美術館も工場とおなじ、ぎざぎざののこぎり屋根に。遠くからでもぎざぎざが目立ちます。
まだここ一帯が中島郡だったころに生まれ、息を飲むような色彩と魂の作品を遺した三岸節子。私もすっかり心をつかまれました。また特別展、見に行きたいなあ…
近いうちにまた来ようと心に決め、街歩きを続けます。
愛知県立起工業高校を通りすぎ、さらに西へ(日曜だったからか生徒は見かけなかったけど)。
また10分ほど歩いて、こちらも以前取材させてもらった「茶香房ギャラリーまつや」の近くへ。
お店の前まで来てみると、「今日のモーニングは終了」との黒板が出ていました。取材では夕暮れどきにおじゃましたけど、現在は営業時間をモーニングのみ(8:30~13:00)に変更したんだそう。
ふわふわ生クリームのウインナーコーヒー、また飲みに行きたいな。
ここまでくれば、木曽川はすぐそば。この辺になるともう歩道と道路の境には白線がひいてあるだけ…
木曽川を目指して歩いていると、目前で古い町家が並んでいることに気づきました。木造の黒い壁、重厚感ある造りです。
起地区は江戸時代、宿場町として栄えていたこともあり、そのころの面影が残っています。近くには木曽川で渡し船をしていたことの記念碑も。またもう少し時間をとって、宿場町の面影を探して歩いてみようかな。
木曽川にたどり着く直前…
高架下のような場所を見つけました。「車両進入禁止」のチェーンの奥には、木曽川が広がります。ここを抜けて木曽川へ行こうとすると…
薄暗い高架下、壁には何やら書いてあります。
「誘惑に思い浮かべよ母の顔」
と筆で書いたような文字。インパクト大です。
赤色でも何か書いてありましたが、ほとんどかすれていて読めませんでした。かろうじて「尾西」と書いてあるのは分かりましたが…
反対側には、何か詩のようなものも書かれています。きっと「誘惑に思い浮かべよ母の顔」につながる内容。「ヨットやボート」「泳ぎ」という言葉は、目の前に木曽川があることも関係あるのかな。
肝心なタイトルらしき箇所がほとんど読めません…
市が公認のものなら何か説明書きや記念碑があってもよさそうなもの…でも、そういうのは見かけませんでした。ますます謎。
あとでネットで調べてみたら「母情の画廊」ってグーグルマップには登録がありましたが。
ますますわかりません…
どなたか、ご存じのかたは「Sketch」ブログへお知らせください。ただの落書きには思えない…
それでも、高架下の向こう側に広がっていた木曽川の風景。
ここまで40分ほど歩いたでしょうか。なんだか達成感がありました。
両手に延々と伸びる木曽川。まだ宿場町として栄えていたころは、川の向こう岸を渡し船でつないでいたんですね。木曽川のほとりを歩いたのは「スポゴミ」以来かな。
やっぱり、自分自身の足で地域を歩いてみることが、一宮をより知ることにつながるのだなあと実感しました。
天気のよい日には、こうやってのんびりと街歩きを楽しんでみては?